コラム
冬だからできる氷遊び
寒い時期の遊びといえば、雪遊びをイメージする人も多いとは思いますが、雪が降らない地域もたくさんありますよね。
雪遊びができない地域の方は、気温が氷点下になればできる「氷遊び」を楽しんでみましょう。氷遊びは戸外でも屋内でも楽しむことができるので、ひんやりした感覚から季節感を感じることができますよ。
氷遊びとは?どのようなねらいがある?
「氷遊び」は「こうやって遊ぶもの!」と決まっているものではなく、子どもや保育士の自由な発想から楽しむことができる遊びです。
どのような環境で氷ができるのか、氷の色や形、冷たさなどを感じとり、興味を与えることができます。
・氷遊びのねらい
氷遊びは「身体的感覚」を養うことができます。
氷の温度や形、光を通した時の見え方やパリンっと割れる時の音など、視覚や触覚などの五感を刺激します。
また、氷は触ると滑るので「指先の力」を養うこともできます。
氷の感覚を指先から感じ、どのような力加減で楽しむことができるのか、思考力も高めることができますよ。
色水こおり
【必要な材料】
・絵の具
・透明カップ
・アイスの棒
【作り方】
1.透明カップに色水を作る
2.棒を差し込む
3.冷えた外に置いておき、凍らせる
4.凍ったらそっと棒を持って色水こおりを引き出す
【楽しみ方】
戸外でアイスキャンディー屋さんごっこを楽しんだり、色がついた氷をお日様に当て、色の透け具合を楽しむこともできます。
室内では色水氷を使って画用紙に絵を描いてみるのも良いでしょう。
普段の絵の具で描く絵とは一味違った作品になりますよ。
氷の中のお宝取りゲーム
【必要な材料】
・おはじきや小さなフィギュアなどのおもちゃ
・製氷皿かゼリーカップ
【作り方】
1.製氷皿やゼリーカップに水を入れ、その中におはじきや小さめのフィギュアを入れる
2.冷えた外に置いて凍らせる
3.凍ったらそっと取り出し、子どもたちとお宝取りゲームを楽しむ
【楽しみ方】
氷の中に閉じ込められたおはじきやフィギュアを取るゲームです。
どのようにしたら氷の中からお宝を取り出すことができるのか、試行錯誤しながら楽しむことができますよ。
子どもたちが自ら考え、行動できるように、温かいお湯や氷を割る棒、ハンドタオルなど氷を溶かすのに使えそうなものを用意しておきましょう。
氷のオブジェ
【必要な材料】
・牛乳パック
・葉っぱやどんぐり
・ビーズやリボン
【作り方】
1.牛乳パックの中に水を入れて、その中に葉っぱやどんぐり、ビーズやリボンなどを入れる
2.冷えた外に置いて凍らせる
3.凍ったら牛乳パックから出して、氷のオブジェの完成!
【楽しみ方】
牛乳パックの中に入れる水の量を調節し、薄い氷を作ると透明感がアップし、中の材料が見えやすくなります。
どのような材料を入れたいかは、子どもたちと事前に話し合って材料を用意しておきましょう。
氷遊びをする時の注意点
子どもが夢中になって楽しむことができる氷遊びですが、いくつか注意点があります。
・防寒対策をしっかり行う
子どもも保育士も体が冷えないように、しっかりとした防寒対策を行いましょう。
事前に保護者にも伝えておくことが大切です。
できる限りの防寒をし、遊んでいる間も子どもたちの体調や外気温を確認しながら遊びます。
屋内に入ったら温かいお茶を飲んだり体を温めるようにしましょう。
・氷を口に入れない
ぴかぴかの氷を見たり触ったりすると、ついつい口に入れてみたくなってしまうのが子どもですよね。
氷遊びをする前に「氷を口に入れないこと」「人に向かって投げないこと」をなどをお約束してから遊びましょう。