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実習日誌ってなに?何のために記録するの?

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保育実習や幼稚園実習で必ず書くことになっている「実習日誌」とは、どのようなものか知っていますか?
毎日書く実習日誌は何のために記録するのか、書き方のコツも含めてわかりやすくお教えしていきます!

実習日誌とは?

保育実習期間中に記録する実習日誌とは、実習中の園の活動内容や子どもたちの様子、保育士の動きを記録する日誌です。

・実習日誌にはなにを記録する?
実習日誌は、事前に在学中の学校から指定された用紙を使用したり、園側から指定のものをもらうこともあります。
基本的には「日付、天気」「担当クラス名、人数」「一日のねらい」「環境構成」「子どもの活動内容」「保育の流れ」「保育者の動き」「実習生の動き、気づいたこと」「感想、考察、反省」を記録することになります。

・実習日誌を記録するのはなぜ?
実習日誌を記録するの理由は様々ですが、現場の保育者の仕事を改めて理解し、実習での経験を客観的に振り返るためといって良いでしょう。
また、実際保育者になったときは保育日誌を書くことがあるので、要点をまとめて書く力を身につけるためにも、実習期間から記録をつける練習をするという意味合いもあります。

・実習日誌はどうやって、いつ書く?
実習日誌を書くには、時系列で活動内容や保育者と子どもと実習中の自分の動きを覚えていなくてはいけません。
そのため、メモは必須です。簡単に時刻と活動内容を記しておくと、後々思い出しながら記録することができます。
実習日誌は基本的にその日の実習が終わり、自宅に帰ってから書くことになりますが、園によっては子どもたちが降園した後の実習時間中に書いても良いというところもありますよ。

実習日誌の書き方のコツ

初めて実習日誌を書くときは、どのようにまとめたら良いのかわからず不安になりますよね。
実習前に、書き方のコツを知っておきましょう。

・ねらいや目標は担当クラスの年齢に合わせる
毎日異なる「ねらいや目標」を立てるのが、日誌を書く上で難しいと感じる点だという人は多いです。
ねらいや目標は、担当するクラスの年齢に合わせた発達段階を基準にして考えると書きやすくなります。
また、前日の反省を活かした目標を翌日に設定すると継続した学びがあるので、おすすめです。

・専門用語を使い、しゃべり言葉はNG
保育の中では一般的には使わない保育専門用語がよく使われます。
例えば「お昼寝→午睡」「子どもに〇〇をさせる→子どもが〇〇ができるよう促す」など、使う言葉に気をつけましょう。
また、実習日誌は記録なのでしゃべり言葉はNGです。
特に気をつけるポイントは「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」です。
「食べれた→食べられた」「休んでます→休んでいます」など、普段から間違って使っている言葉も日誌を書くときは気をつけなくてはいけません。

・実習中の「気づき」が大切
保育の活動内容や子どもの動きをしっかり把握し記録することも必要ですが、実習日誌のポイントは「実習中に気づいたこと」を記すことがとても大切です。
子どもたちの行動や保育者の動きなどで自分が気づいたこと、学んだことを記録し、今後の保育にどう活かしていくかを考える材料の一つとして残しておくことを意識しましょう。

・誤字脱字に注意し、見やすい文字を心がける
実習日誌は基本的に手書きのため、誤字脱字に注意し、見やすい文字を心がけ丁寧に書きましょう。
実習が始まる前に、自分の手に馴染みたくさんの文字を書いても手が痛くならないペンを探しておくこともおすすめします。
インクが伸びない速乾のものや黒色がはっきりしているペンなど実習日誌に向いているものを探しておくと、安心できますよ。

まとめ

実習日誌についてお話ししてきました。
実習期間中は避けて通れない「実習日誌」は、誰しもがどのように書いたら良いか悩んだ経験があるはずです。
まずは落ち着いてメモをしっかり取り、大切な部分を自分の言葉にまとめることが大切。
書き続けることで少しずつ慣れ、要点を押さえられるようになってくるので、書き方のコツを参考に頑張ってみてくださいね!

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