コラム
実習生の立ち回り方と心構え
保育に関わる仕事に就きたい人は、避けて通れない「実習」ですが、実習生としてどのように立ち回り、動けば良いのか不安を感じている人も多いことでしょう。
今回は、実習生に求められる姿や実習生の立ち回り方、心構えをわかりやすくお教えしてきます。
保育実習で実習生に求められているものとは?
「こういう実習生は素敵!」と思われるような、実習生像とは以下の通りです。
・意欲的に学ぼうとする姿勢がある
現役の先生たちは、実習生がどのように学ぼうとしているのか、その姿勢を見ています。
初めは雰囲気に圧倒されてしまうかもしれませんが、「保育現場の仕事を知りたい!」「子どもとの関わり方を知りたい!」など学ぼうとしている姿勢や視線は見ているだけでも分かるものです。
しっかり勉強しにきているんだな、と意欲的な実習生が求められているといえます。
・子どもと積極的に関わっている
子どもたちは、普段いない新しい先生に興味津々。
きっといろんな子どもたちが「先生!」とたくさん声をかけてくれることでしょう。
その中で子どもたちと積極的に関わり、声をかけ、元気いっぱい遊べるような実習生だと現場の保育士も「頑張っているな」と感じます。
保育は子どもとの関わりが基本なので、積極的に自ら声をかけていく姿が大切ですよ。
実習生はどう立ち回るのが良い?
求められる実習生像がわかったところで、どう立ち回るのが良いのでしょうか。
・現場の保育士の行動を記録する
最初に、現場の先生の行動を簡単に記録することが大切です。
実習日誌に1日の流れやその時の保育士の行動を記録する部分があるので、メモをするのが可能な場合は時間を確認しながら書き記しておきましょう。
その時、メモを書くのに集中しないよう簡単に書くようにしましょう。
・子どもと積極的に関わる
前述した通り、子どもと積極的に関わることは実習生に求められる姿です。
遊びを探している子に「何して遊ぶ?あれはどう?」など声をかけたり、時には「先生とこんな遊びしない?」と遊びに誘ったり、関わりを増やしていきましょう。
また、子どもが遊びに集中している時は無理に声をかけず見守ることも大事です。
・基本的な礼儀を大切にする
実習中は、基本的な礼儀を普段以上に大切にしましょう。
挨拶は元気にはっきりと、先生や子どもだけでなくお迎えに来る保護者の方たちに対しても笑顔で挨拶することが大切です。
また、お礼を言う時は「ありがとうございます」と感謝を伝え、失敗してしまった時は「すみませんでした」と素直に反省することを心がけましょう。
・わからないことは素直に聞く
初めての実習の時はわからないことだらけですよね。
慌ただしく時間が過ぎていくからこそ、わからないことが山積みになってしまうかもしれませんが、素直に「教えていただきたいです」と聞くようにしましょう。
実習生は保育を学びにきているので、わからないことはそのままにせず、意欲的に質問していくことも大切です。
実習を乗り切るための心構えとは?
大変な実習を乗り切るためには、心構えが必要ですよね。なるべく前向き思考で過ごせるような心構えをしておきましょう。
・実習生だからこそ「失敗しても良い」
実習中は失敗を恐れがちですが、実習生は「失敗しても良い」のです。
学生のうちはたくさん失敗して反省して、次に活かすことが大切です。
もちろん、失敗しないようたくさん練習したり準備をする必要はありますが、失敗することで改善点を見出すこともできるので、失敗を恐れ過ぎないように気持ちを強く持ちましょう!
・小さな目標を積み重ねることを意識する
基本的に、実習全体の目標や1日の目標などを設定してから実習が始まります。
その中で、日誌にも書かないくらいの小さな目標を自分の中で決め、目標達成できるよう意識すると良いでしょう。
例えば「子どもの様子を見ながらピアノを弾く」「新しい手遊びを楽しむ」など小さい目標を立て、達成することで自分の自信にも繋がりますよ。
まとめ
実習生の立ち回り方と心構えについてお話ししてきました。
実習は誰もが緊張して、どう過ごすのが最適なのかわからなくなりますよね。基本的な礼儀を大切にし、子どもとたくさん関わることで少しずつ気持ちも和らいでくるので、意欲的に学ぶ姿を見せ、有意義な実習になるよう努力していきましょう。