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実習目標(実習のめあて)ってどう考えて立てる?

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保育実習をする上で必ず立てるのが「実習目標」ですが、どのように目標を立てれば良いのかわからない人も多いですよね。
保育実習全体の目標や、一日の目標など設定する目標が多く考えすぎてわからなくなってしまうのも実習あるあるです。
今回は実習目標をどのように考えていけば良いのか、わかりやすくお教えしていきます!

実習目標を立てる理由

そもそも何故、保育実習では「実習目標」を立てるの考えたことはありますか?
実習目標を立てるのはいくつか理由があります。

・有意義な実習にするため
ただ先輩保育士の後ろについて動くだけでは、実習を終えて保育士になれたとしても自分で考えて動くことができません。
実習で何を学び、どう考えて子どもたちと接するか、自ら考えることができる有意義な実習にするためにも実習目標は必要不可欠と言えます。

・保育の中の「得意」「不得意」を知るため
どの保育士も保育の中で「得意なもの」「不得意なもの」があります。
子どもと楽しくコミュニケーションをとることができる一方で、製作や歌指導が苦手という人や、声掛けの仕方に悩んでしまう人もいます。
実際の保育現場に入り、目標を設定することで「これは上手にできたかも!」「ここは自分はまだまだ足りないな」と自分の得意不得意をしり、今後の保育に活かすためにもしっかりとした目標を立てましょう。


実習目標はどのようにして立てる?

実習は今までの座学で得た知識を用いた上、実際に経験することで保育についてさらに理解を深めていくためにあります。
有意義な実習にするためにも、実習目標を立てるポイントを押さえておきましょう。

・自分の知識を深めたい事柄を目標にする
これまでの座学で興味を持ったり「もっとこの部分を深く知りたい!」と感じた事柄を箇条書きでも良いので出していきましょう。
そうすることで自分は実習でどのような部分を学びたいのかが自然にわかってきます。

・新しく学びたいことを目標にする
初めての保育実習の場合は、保育知識を深めることも大切ではありますが、実習生だからこそ純粋に「学んでみたい!」と思ったことを目標にすると良いでしょう。
「保育士の一日の仕事の流れを学びたい」「どのような遊びを楽しんでいるのか学びたい」など実習だからこそ知ることができる新しい学びに着目すると目標設定がしやすくなります。


具体的な実習目標は実習の回数によって変化する

自分が学びたいことを大まかにでも知ることができたら、次は具体的な目標を考えていきましょう。
実習中は毎日実習日誌を書くため、一日の実習目標を毎日設定する必要があります。
具体的な実習目標は、実習の回数によって変化させることが大切です。

・初めての実習での実習目標
初めての保育実習や、実践的なことに慣れてないうちは「保育の基礎」を意識した目標を設定しましょう。
「先輩保育士の動きを観察し、保育士の仕事を学ぶ」「子どもの年齢に合った遊びを学ぶ」「子どもの発達段階に合わせた接し方を学ぶ」など、座学で学んだ基礎的な部分を実習で確認し、経験できるような目標だと良いですね。
実習期間中はいろいろな年齢の子どもと関わることになるので、子どもの発達段階の違いや遊びの違いにも学ぶことが多くありますよ。

・実習の中盤から終盤での実習目標
保育実習はまとめた期間で一気に実習をする場合と、短期間で複数回実習を行う場合があります。
そのため、実習が中盤に差し掛かる頃や2〜3回目の短期実習になる頃には新たな、実習目標を立てる必要があります。
この時期の目標は「実習初期の目標から、より保育の知識を深めたもの」を意識しましょう。
実習初期の保育経験と、基本的な知識が身についた頃には、より実践的な実習目標を設定します。
「子どもの気持ちに寄り添い、その場にあった声かけを行う」「学んだ手遊びを活かし、子供とコミニュケーションをとる」「子ども一人一人の成長に合わせた介助を行う」など、実習中盤で子どもたちとも少し慣れ出した頃に見えてくる子どもたちの姿に着目すると良いですね。


まとめ

実習目標の考え方をお話ししてきました。
どのような目標を設定したら良いのか悩んでしまいますが、純粋に「ここが知りたい!」「これを学んでみたい!」と思ったことをピックアップしてみると、自ずと学びたいことが見えてきます。
実習の段階に合わせて自分の中の目標を設定し、有意義な実習になるよう頑張っていきましょう!

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