コラム

部分実習で子どもたちの心をつかむ導入

/common/uimg/部分実習で子どもたちの心をつかむ導入

保育実習の中の部分実習では、導入をしっかり行うか否かで、その後の子どもたちの集中力や落ち着きに差が出てきます。
今回は部分実習で子どもたちの心をつかんで楽しめる導入をいくつかお教えしていきます。隙間時間や子どもを落ち着かせる方法の一つとしていろいろなパターンを覚えておくと安心できますよ。

手遊びうた

材料などの準備は必要なく、気軽にできる導入のひとつが「手遊びうた」です。
園によっては同じ歌でもリズムが違ったり、動作が違うことがあるので、実習先の保育士の真似をしてみると良いでしょう。

【グーチョキパー】
グーチョキパーで♪グーチョキパーで♪
(両手を出し、リズムに合わせてグーチョキパーをする)
何作ろう♪何作ろう♪
(両手をリズムに合わせて振る)
右手はパーで♪左手もパーで♪
(片手ずつパーを出す)
ちょうちょ〜♪ちょうちょ〜♪
(両手首を合わせ、ちょうちょのかたちにする)

グーチョキパー、それぞれをいろんなパターンで合わせて形を作る定番の手遊びです。
最初は保育士が考えた形を楽しみ、慣れてきたら「グーとチョキで何ができるかな?」と子どもたちに問いかけると盛り上がりますよ。

【ぼうがいっぽん】
ぼうが1ぽん♪ぼうが1ぽん♪
(両手の人差し指を出してリズムに合わせて揺らす)
ぼうが2ほんでとんとんとん♪
(両手の人差し指をクロスしてリズムに合わせてとんとんする)
うえをむいて♪したをむいて♪
(人差し指を上下する)
ピアノはど〜こだ? ピッ♪
(ピッ♪でピアノを指差す)

人差し指を使って歌うだけで簡単に楽しむことができる手遊び歌です。
はじめは保育室内にあるものをみんなで指差し、慣れてきたら「〇〇ちゃんはど〜こだ?」と子どもたちの名前を呼んであげると、さらに楽しむことができますよ。


ペープサート

ペープサートはサッと道具を取り出すだけで、導入としてもちょっとした出し物としても楽しむことがでます。
導入後の部分実習の内容に合ったものを選ぶようにしましょう。

【例】
・クレヨンでの製作→どんないろがすき、ふうせんのうた
・動物→シルエットクイズ、動物いないいないばあ、このこは誰でしょうクイズ
・食べ物→くいしんぼうのおばけ、おべんとうばす、くいしんぼうごりら

クイズ形式のものや、歌に合わせてペープサートを動かすものが子どもたちに人気です。
導入部分はあまり長くなってしまうと部分実習前に子どもたちの集中力が切れてしまうので、長くても5分以内に終わるものを複数用意しておくことをおすすめします。


絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせは導入としてだけではなく、保育活動でよく登場しますよね。
子どもたちにとって身近な存在だからこそ、グッと集中して落ち着いた環境に整えることができます。

絵本もペープサートと同様に、導入としての読み聞かせの場合は部分実習の内容に合ったものを選び、対象年齢も合っているのか確認をしましょう。

【例】
・乳児クラス→だるまさんが、おしくらまんじゅう、いないいないばあ
・幼児クラス→わにわにのおふろ、はらぺこあおむし、どうぞのいす
・四季→おおきくなるっていうことは、なつのいちにち、さつまのおいも、おんなじおんなじももんちゃん

絵本を導入として扱う場合は、急に読み始めても子どもたちが集中できる環境でないと意味がありません。そのため、まずは手遊びをして子どもたちの視線を集めてから絵本を読み聞かせるといった流れを作ることが大切です。


まとめ

部分実習で子ども達の心をつかむ導入についてお話ししてきました。
導入部分は子どもたちが部分実習の内容に興味を持ったり集中できるように、たくさんのネタを用意しておくと色々なバリエーションで楽しむことができます。
部分実習の内容に合ったものを導入として楽しんだり、子どもたちに人気の手遊びを実習中に現場の保育士から教えてもらって練習するのも良いでしょう。
いざという時に焦らないよう、ぜひ参考にしてみてくださいね!

実習コラム一覧

ページ上部へスクロール