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梅雨の時期に読みたい絵本

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梅雨の時期になると、雨が続いてお部屋での活動が多くなりますよね。
「早く外遊びがしたい!」と晴れの日を心待ちにすることもありますが、この時期にゆっくり絵本を見るのも良いですね。
梅雨の時期の6月には祝日がないので大きな行事はありませんが、「傘」「カタツムリ」「アジサイ」「カエル」というように、梅雨を連想させるものはたくさんあり絵本の世界を盛り上げてくれます。
今回は、その中から雨の日が楽しめるような絵本をご紹介していきます。

梅雨の時期に読みたい絵本


▲おさんぽおさんぽ
(作:ひろの たかこ)


雨上がりに長靴を履いて出かけるといろいろなものに出会います。 地面を良く眺めているとカエルやかたつむり、塗れた草花や大きな水たまりが鮮明に描かれています。 水たまりを見つけた子どもが片足から入り最後には長靴まで脱いで豪快に遊ぶ姿を見ていると楽しい気分になる一冊です。0歳児クラスから楽しめます。




▲かたつむりタクシー
(作:たむら しげる)


虫の親子がかたつむりのタクシーに乗っておばあさんの家までお出かけします。 急な坂を登ったり降りたり、ジューススタンドでジュースを補給したりしておばあちゃんに行くまでの道のりが描かれています。途中カレーの空き缶の「カレー屋さん」や紅茶茶碗の「カフェ」等があって見どころ満載のほのぼのとした作品です。




▲はっぱのおうち
(作:征矢清 イラスト:林明子)


さちが庭で遊んでいると雨が降ってきました。雨の中木の葉の家で雨宿りをしていると、カマキリ、チョウ、コガネムシもやってきました。かわいい虫たちと一緒に過ごしているほんわかしたイラストを見ていると「虫は怖くないんだよ」と優しい気持ちになれる絵本です。「次は誰が来るのかな?」と想像を膨らませて楽しめるところもいいですね。




▲あめのひえんそく
(著:間瀬 なおかた)


今日はバスに乗って遠足ですが朝からあいにくの雨。ところが目的地に着くと素敵な景色が待っていました。最後に素敵な景色が見られる仕掛け絵本です。入園から2ヵ月が経ち、6月に遠足を予定している園もあるのでこの絵本を読むことで遠足への期待が高まることでしょう。ページをめくるたびに素敵な光景が広がりますので目が離せません。




▲ケロリンピック
(文:大原悦子 絵:古川裕子)


ケロリンピックはカエルのオリンピックです。人間のオリンピックとは少し異なり、小枝を使った棒高跳びや葉っぱを浮かべたボートレース、そして他にも愉快な競技が盛りだくさんです。 そして最後は水泳競技25ケロメートル自由形が始まります。100匹のカエルたちの勝負の決着がどうなるのか、カエルたちの行動に思わず笑みがこぼれるような内容になっています。お外でカエルを見つけたら応援したくなりますね。




▲かさ
(著:太田大八)


この絵本には文がありません。しかし女の子の赤い傘とモノクロの様々な街の風景が描かれているため「女の子はお人形が好きなのかな?」「お父さんに傘を届けに行くのかな?」というように物語を自分で想像することができます。子どもたちに読み聞かせをする時には、子どもたちの発見に耳を傾けるのもいいですね。

まとめ

雨の日はジメジメしていて気分が晴れない時もありますが、絵本を見ていると雨ならではの魅力がたくさんあることに気づきました。
普段は水たまりに入ることに抵抗があるかもしれませんが、雨上がりには思い切り入って水の感触を楽しむのも良いですね。
絵本を通して、子どもたちにも「梅雨の魅力」をぜひとも伝えていきましょう。

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