コラム
実習担当から見た、保育実習生あるある
保育実習は子どもたちと関われることに対しての楽しみもありますが
「やっていけるかな?」と緊張や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
実習担当者として学生さんと関わっているとやはり始めは緊張している人が多いですし、自分自身の実習の時にも不安でいっぱいだった思い出があります。
今回は筆者が実習担当をしている中で感じた、保育実習あるあるを紹介していきたいと思います。
実習生あるある
・表情がかたい
実習中は、とても緊張しますよね。
「今日からよろしくお願いします!」と挨拶しながら一生懸命に笑顔を作ろうとする実習生の表情がかたくなっている姿を見ると、初々しさを感じて「頑張って!」と応援したい気持ちでいっぱいになります。
実習担当者に対しては緊張していても、子どもたちとは次第に打ち解けて本来の笑顔が見えてくると嬉しくなります。
・時間が余った!どうしよう…
保育実習には部分実習や一日の活動を考える責任実習があります。
指導計画を基に実習生に進めてもらいますが、予定していた時間よりも早く活動が終わってしまうことも。
時間が余ってしまいどうしたらいいのか分からずに「助けてください…」と困ったような表情で実習担当者の顔を見ることがよくあります。
あまりにも時間が余ってしまった時には得意な手遊びをお願いしたり、絵本の読み聞かせを提案したりしますが、隙間時間をどうするかを考えるのも学びの一つになりますね。
・実習生の取り合いが始まる
子どもたちは一緒に遊んでくれる実習生が大好きです。
「先生一緒に鬼ごっこしよう!」「私と一緒にままごとしようよ」と様々な誘いを受けますが、時には実習生のことを取り合ってトラブルになることもあります。
「順番に遊ぼうよ」と実習生も仲立ちをしていますが、話を聞いてもらえずどうしたらいいのか分からなくなってしまったと一日の反省で聞く機会も多いです。
「先に鬼ごっこの約束をしていたから、終わったらままごと一緒にやろうね」と具体的に伝えると子どもたちにも伝わりやすくなりますので試して見てください。
もちろん年齢によっては待つことが難しく泣いてしまうこともあると思いますが、それも経験です。
その都度声をかけて、色々な関わり方を試してみるといいですね。
・給食で無理して食べる
給食の時間になると、子どもたちの配膳が終わった後に先生や実習生の分の配膳を行います。
その際に実習生に食べられる量や苦手なものを確認しますが、苦手なものがあってもなかなか言いだせず食事の後半に辛そうにしている姿を見ることも。
保育者の食べる量に合わせずに、要望がある場合には必ず伝えるようにしましょう。
子どものお手本となるためにも、食べきれる量を知り完食することが大切です。
なかなか言いだせない実習生に対しては、実習担当も「私はチーズが苦手なんだけど先生は嫌いな食べ物はある?」と伝えてあげてほしいです。
・最終日は達成感に満ち溢れている…♪
いよいよ、実習最終日。
最後の挨拶をする時には、初日に緊張していた表情とは異なり、やり切ったという達成感に満ちています。
「子どもたちとお別れするのが寂しいです」「緊張したけれど楽しかったです」という言葉を聞くと保育士は改めて素敵な職業だということを実感します。
多くの学びを得た実習生から「お世話になりました!ありがとうございました!」と言われると、実習担当自身もやりきった!という達成感を味わえるのではないでしょうか。
まとめ
保育実習は、緊張や不安がたくさんあると思いますが、リラックスして挑みましょう。
子どもたちと積極的に関わって、学びの多い機会となるように応援しています。