コラム
責任実習におすすめの活動~年齢別~
保育実習では活動の一部を任されて絵本を読んだりペープサートを披露したり活動の一部を任される「部分実習」や、一日の流れを考えて保育者と同じように一日の活動を考える「責任実習」があります。
担当する年齢の子どもに合わせて活動を考えると思いますが、どのような活動がいいのか悩んでしまいますね。
今回は責任実習におすすめの活動を年齢ごとに紹介していきましょう。
触れ合い遊び(0~1歳児向け)
◎魚がはねて
「魚が跳ねて~ぴょーん!頭にくっついた帽子」というように歌いながら体の様々な部位に触れていきます。
触れたりくすぐったりすることで喜んでくれますが、ペープサートや手袋シアターで実際に魚を見せると興味を持って更に楽しめます。
◎きゅうりの塩もみ
手遊び歌「野菜の歌」を歌った後に、子どもをきゅうりに見立てて塩もみの真似をしていきます。
(手遊び→野菜の絵本→触れ合い遊びと関連して進めていくといいですね)
子どもに寝てもらう(難しい時には座ったままでも可)「まずきゅうりを洗います。ゴシゴシ~!」と子どもの体を洗うように触れたり塩を揉み込むように肩を揉んだりと触れ合いを楽しみましょう。
新聞紙が大変身!(1~2歳児向け)
◎準備物
・新聞紙
。ガムテープ
・カラーポリ袋
・うちわ(なくても可)
◎遊び方
1.紙をちぎったり丸めたりして楽しむ
保育者が見本を見せてちぎる感触を楽しみます。ひたすら新聞紙が溜まるまでちぎりましょう。
2.新聞紙を1箇所に集めてプール
ダンボールで囲いを作りその中にちぎった新聞紙を入れて新聞紙プールを作りましょう。
3.新聞紙お化けをつくる
溜まってきた新聞紙をカラーポリ袋に入れて目と舌を貼り付ければ、新聞紙お化けの完成です。
上から吊るしたり壁に貼り付けたりしてお化けに向かって丸めた新聞紙を当てれば的あても楽しめます。
4.新聞紙のお片付け
最後は遊んだ新聞紙を袋の中に片付けます。
先ほど遊んだお化けとは別に、空のポリ袋に目と舌を貼り付けておきます。
「お化けさんがお腹すいたから新聞紙食べさせてあげて!」と声をかけることで楽しみながらお片付けができますね。
◎注意点
思わず口に新聞紙を入れてしまう子もいるので、事前に担当の先生に使用してもいいかを確認するようにしましょう。
また、子どもたちが1箇所に集まると押し合いになったり噛みつきが起こる危険性もあるので、プールを数か所作ったりゴミ袋のお化けを2、3体用意したりするといいですね。
手作りマラカスで演奏会(2~3歳児向け)
◎準備物
・ペットボトル(280ml)
・丸シール
・ビーズ
・ビニールテープ
◎作り方
1.ペットボトルの蓋を開けて好きなビーズを入れる
2.蓋をしっかり閉める
3.蓋が外れないようにビニールテープで固定する(保育者)
4.丸シールをペットボトルに貼り飾りつけをする
完成したマラカスを持って音を鳴らしたり、ピアノで季節の歌を弾いたりして演奏会を開くと楽しめます。
◎注意点
小さなビーズを扱うので人数が多い場合にはグループを決めて製作する等保育者の目が行き届くように配慮してください。
ゆっくり急いでリレー(4~5歳児向け)
遊びのルールを覚えて友だちと協力したり競争したりすることを楽しむ年齢になってくるとリレーもオススメです。
◎準備物
・お玉
・バケツ(ターンする時の目印)
・お手玉
・ボール
・フェイスタオル
◎遊び方
1.2チームに分かれる(人が多い時にはチーム数を増やす)
2.まず初めにお玉にお手玉を乗せてスタート
3.お手玉を落とさないようにバケツの所までまっすぐ進む。
4.バケツの所でターンをしたら待っている次の人へお玉ごと渡す
5.最後の人までお玉が回ってきたらゴール
お玉で運ぶのが簡単ですぐに終わってしまった場合には、お手玉を頭に乗せて運んだり、二人一組になってタオルの上にボールを乗せて運んだりとルールを変えて数回くり返すと楽しめます。
◎注意点
早く運びたくて手で押さえてしまう子もいるので事前に約束事を確認するようにしましょう。
中には上手くいかずに泣いて参加を嫌がる子もいるかもしれませんが、その時にはどのような関わりをするかも事前に考えておくといいですね。
まとめ
年齢ごとに遊びの難易度や配慮する点は異なります。
準備が不足していると実際に責任実習が始まった時に、焦って予定通りにいかなくなってしまうこともあるので、指導計画を書いた後には必ず何度も見返して流れを確認するといいですね