コラム
保育実習準備っていつから始めたらいいの?
「保育園で働きたい」という夢を持って勉強している学生にとって、期待と緊張が溢れる保育実習。
初めての実習で「何をいつまでに準備したらいいのかわからない」と戸惑うこともあるのではないでしょうか。
今回は実習前に準備しておくことを、どのタイミングで始めたらいいのかも詳しく紹介します。
実習園を決める
●実習園をリサーチ
実習先の選択肢は、主に以下の3つが挙げられます。
・自宅から近い園(通勤時間を考えずに実習に専念できる)
・保育内容に興味を持った園(自分の得意を活かしたい)
・自分が卒園した園(憧れの先生から学びたい)
自分が何を優先したいかを考えて選択して、実習する園についてリサーチをするようにしましょう。
当サイト「ココキャリegg」でも、実習先を探すことができますよ!
また、園を探している間にも少しずつ準備できることを紹介していきましょう。
●保育の引き出しを増やす
保育の引き出しとは、保育の中で子どもたちが興味を持って楽しむために必要な保育のネタのことをいいます。
部分実習や責任実習では指導案を基に活動内容は決めていますが、時間が余ってしまったり全員揃うまで待ったりするときでも、子どもが楽しめるような保育の引き出しのネタを早いうちから考えるようにしましょう。
・絵本の読み聞かせ練習
・手遊びの種類を増やす
・エプロンシアター、ペープサートを作る
自分が自信を持ってできることを2~3個準備しておくと、突然任されたときでも焦らずに対応できます。
1つ注意が必要なのは、園によってはキャラクターの使用を控えているところもありますので、準備する際にはその点を意識するようにしましょう。
●生活習慣を整える
実習が始まると、出勤時間に余裕を持って到着できるように早起きをすることになります。
毎日夜更かしをしているといざ実習が始まった時に、生活リズムが崩れて体調不良に繋がることも。
実習園が決まった時点で早寝早起きを心がけていくとよいですね。
●社会人のマナーを確認する
実習が始まると、子どもや保護者にとっては1人の保育士として見られます。
実習中だけでなく普段から挨拶や正しい言葉遣いを意識して、社会人としてのマナーを確認するようにしましょう。
オリエンテーション後
実習前には必ず実習先の園とオリエンテーションを行います。
遅くとも1ヵ月前には園に電話をしてオリエンテーションの日程を決めてください。
オリエンテーションでは保育理念や実習の注意点、持参する物など様々なことが分かるのでその後何を準備すればいいのかが分かるようになります。
●年齢に応じた遊びを考える
責任実習や部分実習はいつ行うのかなど詳しいスケジュールも分かってくるので、担当する子どもの年齢に応じた遊びの内容を考え始めるといいですね。
●ピアノの練習
オリエンテーションでは、お集まりの際に歌う挨拶や季節の歌の楽譜を渡されることがあります。
実習中に弾く可能性もありますので、もらった楽譜は必ず練習するようにしましょう。
「私はピアノが苦手だから練習しても無理…」と思う方もいるかもしれませんが、片手だけでもいいので弾いてみてください。
繰り返し弾くことで少しずつ指が動くようになってきますよ。
実習開始1ヵ月前~前日
いよいよ、実習開始まで1ヵ月を切りました。
この段階で最終確認することは以下の通りです。
●体調を整える
実習直前には感染症や怪我のリスクを減らすためにも、旅行や人の多い場所への往来は控えましょう。
病気や怪我で実習延期になってしまうと自分だけでなく実習先へも迷惑がかかってしまいます。
適度な運動など規則正しい生活を意識して体調を整えることが大切です。
●準備物や服装を整える
実習中はTシャツやポロシャツ、チノパンなどの動きやすい服装が求められます。
持っていない物は準備するようにしましょう。
オリエンテーションでエプロンの枚数や上履きの有無なども確認して、準備できたものからまとめておくといいですね。
まとめ
保育実習前の準備はいろいろあって大変だと思うかもしれませんが、少しずつ順を追って進めていけば困ることはありません。
直前に全てのことをやろうとすると焦ってしまい忘れ物や準備不足にも繋がるので、
落ち着いてできることから進めていきましょう。