コラム

保育学生が実習日誌や指導案を書く際にミスしやすい箇所とは?

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保育日誌や指導案の書き方は学校で学びますが、実際に実習が始まるとどうのように書いたらいいのかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。
「悩んで書いたのに修正点がたくさんあった…」と落ち込むこともあると思いますが、間違えやすいポイントをおさえることで書きやすくなります。
今回は現役保育士の筆者が実習生を担当して感じた、実習日誌や指導案を書く際にミスしやすいポイントを紹介していきましょう。

ねらい

保育日誌や指導案を記入する際に重要なのは、具体的なねらいを決めることです。
ねらいを後回しにすると、観察事項が大まかすぎて何を重視して観察したらいいのか分からず「何を書いたらいいのかわからない」と内容が絞り込めなくなってしまいます。
実習中に「学びたいことは何か」を明確にしてねらいをたてるといいですね。

例は以下の通りです。
×【一日の流れを知る】
これだけだと流れを理解しようと活動の時間や内容はメモして日誌に記入しますが、保育者の動きや子どもの活動を深く見ることが難しいでしょう。
〇【一日の流れを把握し援助の仕方を学ぶ】
流れを把握した上で何を重点的に学びたいのかを明確にすることで、記録もつけやすくなります。

保育者の動きと実習生の気づき

保育者は子どもたちに 向けて、様々な声かけやその場に応じた援助を行っています。
1つ1つの行動に保育者の意図や配慮があるので、自分なりに気づいたことをメモするようにしましょう。
そこで注意が必要なのは、保育者の動きと実習生の気づきを分けて記入することです。
保育日誌の形式は保育学校によって異なりますが、子どもの活動と保育者の援助、そして実習生の動きの項目に分かれています。

例えば絵画制作を行う場面を書くとします。

子どもの活動:好きな絵を書く
保育者の援助:絵本や見本を子どもに見える場所に置く
実習生の気づき:絵本や見本を置くことで自分の好きな物をイメージしやすいように配慮していると思った

上記のように、実習生の気づき以外の箇所は客観的に行動や活動を記入して援助と気づきを分けて記入することで、実習担当者にとっても見やすく評価や助言を得ることができますし、自分で見返した時にも状況や思いが浮かびやすいです。

誤字・脱字

実習日誌や指導案は自分の記録として残すだけではなく、実習担当者も見るので丁寧に分かりやすく記入することが大切です。
特に多いのが漢字そのものや送り仮名のミスです。
「挨拶」や「製作」は日誌に記入する頻度が高く間違いやすい漢字ですので、正しい文字を意識しましょう。
「終る」→「終わる」
「短かい」→「短い」
上記の間違いもよく見られますので、悩んだ時には調べながら記入するといいですね。

漢字の他にも、「おトイレに行く」「おままごとをする」等の話し言葉に使わないようにすると見やすくなります。

表現の仕方

保育では子どもたち1人ひとりの意志を尊重しています。
そのため、部分実習や責任実習で活動を任され指導案を記入する際に子どもたちに「〜させる」や「教える」という表現は控えるようにしましょう。

子どもたちにしてほしいことを記入する際には「〜と伝える」「声をかけた」と言い換えるといいですね。

危険なことをしている子に対して注意したことを書きたいときにも、
「危ないことをしていたので叱った」ではなく
「何故危ないのかを伝えた」と表現を変更するだけでも印象が変わります。

まとめ

保育士として働き始めてからも週案や個人記録など、たくさんの書類作成が待っています。
実習の時から正しい記入方法を学ぶことで今後就職してからも生かされることでしょう。
ミスをしないように意識することも大切ですが、気づきや反省点をしっかり記入して実りある実習になるように応援しています。

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