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指先を使って脳を鍛える遊び

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たくさんある遊びの中でも、指先を使った遊びは子どもたちが自ら繰り返して遊ぶことで脳の発達を促します。
楽しく遊びながら、成長につながるのは嬉しいですよね。指先を使う遊びは、乳児期からも楽しむことができるので年齢にあった遊びを行いましょう。
ここでは乳児から幼児まで年齢別で楽しめる指先遊びをご紹介していきます!


乳児期から楽しめる指先遊び

乳児期から楽しめる指先遊び

子どもが指先を使って上手に物を掴めるようになるのは、1歳近くになってからです。
それ以前は手のひらを使って握る動作が多く、少しずつ指先を使って遊べるようになってきます。
乳児期では小さいおもちゃだと誤飲の可能性が高くなってしまうので、おもちゃの大きさには充分注意して遊びましょう。



■ポットン落とし
乳児期の指先遊びで定番なのが「ポットン落とし」です。
深さのある蓋付きの器や、ミルク缶を使い、上部に穴を開けるだけ!落として遊ぶものはペットボトルの蓋をくっつき合わせたものや、カード類でも良いので、簡単に作ってすぐ遊ぶことができます。
自ら目的のものを指先で摘み、穴に入れるという動作は乳児期の子どもにとっては難しいものです。
好きなキャラクターのシールを貼ったり、興味が湧くものを作ってみましょう!


■紐通し
穴の空いたカードに紐を通す遊びです。
紐通しは2歳頃になると集中して遊べるようになってきます。
始めは片手でカードを持ち、もう片方の手で紐を持って穴に通すのが難しく、困ってしまう子もいるので一緒に遊ぶようにしましょう。紐を首にかけないように気をつけてくださいね。


■無限ティッシュ
何故か乳児期の子どもたちはティッシュが好きですよね。
使い終わったティッシュの空き箱を使って、ガーゼを何枚か重ねて入れておくと何度でも出して楽しめる無限ティッシュの完成です!上手にガーゼを摘んで遊ぶ可愛らしい姿が見れますよ。


■新聞紙遊び
新聞紙を使った遊びも、指先を使って楽しめる遊びです。
始めはぐしゃっと握って遊ぶだけだった子も、次第に指先を使ってビリビリと髪を破って遊べるようになります。コツを掴むとビリビリ!となる音や、自分が破ることで形の変わった新聞紙を見て子どもたちは夢中になって遊びます。新聞紙を口の中に入れないように注意してくださいね。


■洗濯バサミ遊び
うさぎやライオンなどの動物パネルを作り、洗濯バサミをヒゲに見立ててはめていく指先遊びです。
洗濯バサミを摘むには指先に結構な力が必要になってきます。始めのうちは一緒に洗濯バサミを摘んで遊んでみてください。間違って子どもの指先に洗濯バサミがはまってしまうと、怪我につながるので気をつけましょう。


幼児期から楽しめる指先遊び

幼児期から楽しめる指先遊び

幼児期での指先遊びは、乳児期に比べてレベルも高く難しくなり、より一層集中力が必要になってきます。
遊びに慣れてきたら少し難易度を上げて「もっと頑張りたい!」という意欲的な子も多く出てくるでしょう。いろんなバリエーションの遊びを用意しておくと良いですね。



■粘土遊び
粘土遊びは、指先をたくさん使う遊びです。
粘度を小さくちぎって丸めたり、バラバラなものをくっつけたりと、指を使って力加減を学ぶことができます。粘土の種類も小麦粉粘土や紙粘土だけでなく油粘土や木製粘土など、いろんなものがあるので子どもの年齢に合ったものを使って遊んでみると良いでしょう。


■ペグ刺し
同じ色のところにペグを刺したり、刺す場所を考えて形を表したりと、遊び方が多様なペグ刺しも人気の指先遊びです。
始めは同じ色の穴の部分にペグを刺して行くだけだったのが、次第に「ここに刺したら、こんな形ができる!」と自ら発見して遊ぶことができるようになります。


■ボタンかけ
3歳頃になると衣類のボタンを自分でできるように練習している子が多くいます。
遊びの中でもボタンかけを楽しむことで、実生活の役に立つのは嬉しいですよね。フェルトを細長く切り、端にボタンをつけ、反対側の端にボタン穴をつけたものをいくつか作っておくと、繋げて遊ぶこともできます。


■紙刺繍
5歳頃の子どもに人気なのが色画用紙と刺繍糸を使った紙刺繍です。
色画用紙に四角や三角を描いて、線状に黒丸を等間隔に描き、黒丸部分に刺繍糸をつけた刺繍針を通し「なんちゃって刺繍」を楽しむことができます。紙刺繍をするときは刺繍針があるので必ず座って行うようにしましょう。
簡単な図形が出来るようになったら、少し難しめなイラストを使って楽しんでみると子どもたちのやる気もアップします!


■貼り絵
幼児期の指先遊びの中でも、成長が目に見える貼り絵遊びは製作時間にも楽しめます。
始めは大きくちぎっていた紙も、年齢が上がるに連れとっても小さくちぎれるようになり、上手に貼ることができるようになります。ただ千切るのではなく絵に合った大きさを考えて千切ることができるのは、成長の証です!


まとめ

指先を使って脳を鍛える遊びを年齢別でご紹介してきました。
簡単な遊びでも脳の発達を促し、成長に繋がっていきます。指先遊びを行うときは集中できる環境の中で取り組むと良いでしょう。
子どもの年齢にあった遊びを行い、楽しく脳を鍛えていけると良いですね!


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