コラム
保育実習・教育実習中の困りごとへの対処法!目の前で子どもがケガをした時はどうしたらいいの?
保育実習や幼稚園での教育実習中、目の前で子どもがケガをしてしまったら・・・。
想像しただけでドキドキしますよね。
ビックリしながらもなんとかしなきゃという想いとケガをさせてしまった後悔とで心臓バクバクですぐには動けないかもしれません。
でも、ケガをして痛いのは目の前の子どもです。
見ていたあなたがなんとかしなければなりませんが、勝手な行動は禁物!
今回は、実習中の困りごとへの対処法として目の前で子どもがケガをしてしまった時にどうしたらよいのかを解説します。
落ち着いて子どものケガの様子をチェック
子どもが目の前でケガをしたら、まず落ち着いて子どものケガの様子をチェックしましょう。
血がどこから出ているのか、骨が折れていそうな様子はないか、頭を打っていないか、吐くなど様子がおかしいことはないかを確認します。
ひどいケガをしていて出血量が多い場合は止血をするなど咄嗟にできる応急処置をする必要がありますが、園でのケガはそこまでひどいものではないことが多いですよね。
また、中には少しの切り傷でも特別な手当が必要だったり、消毒液でアレルギーが出てしまったりと様々な事情を抱えている子どももいます。
そのため、基本的には勝手に処置をせずに次の行動を取るようにしましょう。
担任保育士・先生を呼ぶ
子どものケガの様子をチェックすると同時に担任保育士や先生を呼ぶようにしましょう。
近くに別の子どもがいたら、「◯◯先生を呼んできて」と頼むのもOKです。
ケガ自体が擦り傷程度であれば、ケガをした子どもと保育士(先生)のところまで一緒に行くのもあり!
大切なのは、すぐに子どもの手当ができるように保育士/先生に渡すこと。
その時に、どうケガをしたのか状況も伝えられるように落ち着いて対応するのがポイントです。
できるだけ正確に状況を伝える
4、5歳児(年中・年長)クラスの子どもなら、自分でもケガをした状況を説明できるかもしれませんが、近くて見ていた大人としてケガをした状況を保育士/先生に伝えましょう。
伝えたい内容は
・どこで
・どんな風に
・どこをケガしたのか
です。
他の子どもとの衝突などの場合は、ぶつかった子のことも伝えます。
頭をぶつけていた時にはぶつけた瞬間の子どもの様子も重要です。
・すぐに泣いていたか
・一瞬でも意識を失ったような素振りがあったか
・吐いてしまっていないか
などを確認しておき、保育士/先生にも伝えるようにしましょう。
保護者への対応は保育士・先生の指示に従う
園の方針や子どものケガの度合いにもよりますが、頭を打った時や顔のケガなどの時には、降園時に保護者へ説明することがあります。
たとえ自分のせいでケガをしてしまった時でも、保護者への対応は保育士/先生の指示に必ず従うようにしましょう。
ケガの説明は、現役の保育士/先生でもとっても気を遣うものです。
お預かりしている間の出来事は、たとえ実習生がやってしまったことでも、子どもが無茶をしてしまった時でも、担当保育士/先生の責任になります。
どのように伝えるのかは、子どもの状況や保育士/先生と保護者の関係性によっても変わってくるものです。
勝手な行動はせずに、どうしても謝りたいなど希望がある時はまず、実習担当の保育士/先生に相談をして、どうすべきかを確認するようにしましょう。
まとめ
実習中、自分でせいではなくても目の前で子どもがケガをしてしまったら、焦りますよね。
でも痛いのは子どもです。
実習評価が下がってしまうかもなど自分の保身を考えるよりも、子どもの手当が何より優先!
もし自分のせいでケガをさせてしまったら、手当が終わったあとで子どもに謝りましょう。
また、自分の目の前で子どもがケガをしたからといって、実習評価が下がったり単位がもらえなくなるようなことはありません。
むしろ、保育士や先生になってからは子どものケガに対応するのは日常茶飯事なのでその時どう行動できるかを見られています。
なるべく正確にケガをした状況を報告し、勝手な手当をせずに保育士/先生の指示を仰ぐようにして、「ケガをした子どもへの対処法」を見て学ぶようにしましょう!