コラム
実習に行った先輩に直撃!コロナ禍での実習、どうだった?
2020年、深刻な問題となった新型コロナウイルスの感染拡大。
4月5月頃には「実習が延期になった」「実習がいつできるようになるかわからない」なんて声も聞かれましたが、6月から徐々に実習できるようにもなってきています。
そこでココキャリエッグ編集部では、実際にコロナ禍で実習に行った先輩に直撃インタビュー!
コロナ禍の実習の実態をオンライン取材で聞いてきました。
園によって対策は様々ですが、ひとつの例としてチェックしてみてくださいね!
ー取材を受けてくれた方ー
都内の4年制大学に通う4年生。幼稚園教諭免許の取得を目指している。最後の実習が新型コロナウイルスの影響をもろに受ける形となり、6月10月に幼稚園で実習を行った。
コロナ禍での実習、大変でしたか?
(編集部)実習お疲れさまでした!現在4年生でコロナ以前にも実習に行かれたことがあるそうですが、実際コロナ禍での実習は大変でしたか?
ーーコロナだからすごく大変だったか、と言われればそうでもなかった、というのが私の印象です。
ただ、本当は6月に3週間の実習を予定していたのですが、1週間ほど実習したところで私の身近でコロナの陽性者が出てしまい、濃厚接触者ではなかったのですが念の為、実習を中断して抗体検査を受けることになったんです。
(編集部)えぇっ!それは大変でしたね…結果のほうは…
ーー陰性でした!ただ、幼稚園だけでなく大学の方の実習担当の先生、学科の先生方、保健管理センター、教務資格課など多くの方々を巻き込むことになり、大変なことになってしまいました。でもやっぱり心配なので、その後の実習は秋にやることになったんです。なので10月に残りの2週間の実習に行きました。陰性という結果が出るまでは、すごくドキドキしましたね。
(編集部)なかなかない体験でしたね。
実習園では消毒など感染防止策を取っていた
(編集部)では、6月と10月に同じ園に実習に行かれたんですね。コロナ対策のようなものは園では何かしていましたか?
ーーはい。6月の時には園児の登園前と降園後に園内の様々な場所を消毒していました。場所別に使う消毒薬などが違っていて、棚はこれ、おもちゃはこれ、など覚えるのが大変でした。晴れた日は外の遊具も消毒をしていましたよ。
10月の時には消毒する箇所が減って、楽に(笑)なっていました。
(編集部)思いがけず2回に分かれたことで、変化を肌で感じられたんですね。学校からは「これを守ってください」という指示はありましたか?
ーー2週間前からの検温と健康管理表のチェックがありました。あとは1ヶ月前から不要不急の外出禁止も言われてますね。実習中も検温チェックをしていました。
マスク着用、密を避けるなど通常の感染防止策も、当たり前ですがやっていました。
(編集部)子どもたちは通常通り登園していましたか?
ーー6月の時点では、1学年数名ずつの登園で園にいる時間も1時間半〜2時間程度と短かったです。Aグループは月曜日の10時から11時・Bグループは火曜日の10時から11時、みたいな。10月には通常通りの通園スタイルになっていましたね。
(編集部)運動会などのイベントができない園も出てきているようですが…
ーー私の行った園では、運動会も開催したと聞きました。ただ、広めの園庭があるのでできたのかもしれませんね。毎年近隣の小学校を借りて運動会を行っている保育園では、学校が(コロナの影響で)借りられず運動会ができなかった、という話も聞いたので。
(編集部)行事の開催もかなり気を遣いますもんね。
コロナ禍でも子どもは子ども!実習も思いっきり楽しんでほしい
ーーコロナ禍でも実習生を受け入れてくださった幼稚園にはとっても感謝しています。
(編集部)まだまだ新型コロナウイルスの影響は続きそうですが、これから実習に行く後輩たちに向けて何かメッセージはありますか?
ーーコロナ禍だから子どもたちが静かにしているかといえばそうではないですし、やっぱり子どもは子ども。実際に園で子どもたちと触れ合うのはとってもいい体験になります。実習は大変な部分もありますが、思いっきり楽しんでほしいですね。なんて偉そうですかね…(照)。
(編集部)いえいえ、先輩の声はとっても参考になると思いますよ!ありがとうございました!