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保育実習に役立つエピソード記録の書き方とポイント

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学校で実習日誌の書き方を学ぶと思いますが、いざ実習が始まると「何を書いたらいいんだっけ…?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
また、学校によっては保育の振り返りに役立つと注目されている、エピソード記録を提出する場合もあります。
保育日誌との書き分けに困惑する方もいると思いますので、今回はエピソード記録の書き方やポイントを紹介していきたいと思います。

エピソード記録とは?

エピソード記録とは、一番印象に残っている出来事について深堀りする記録です。
子どもの姿や感情、それに対する保育者の関わりについて記録し、実習生の感じたことを詳しく書くことで保育の振り返りに活かしていくことができます。
エピソードを記録しておくことで、保育中の関わり方を見直すことに繋がり、読み手にも場面の様子が伝わり実習生の思いを感じ取ることができるのも大きなメリットといえるでしょう。

書き方

エピソードの書き方は背景・具体的なエピソード・考察の3つの要素で構成されています。

■背景
背景では、子どもの姿を知らない人にも伝わりやすいように、子どもの家庭環境や性格・遊びの内容やその場の状況などエピソードに必要な情報を詳しく書きます。
「鬼ごっこをしている男の子」について書くとした際に、「体を動かすことが好きで、普段から鬼ごっこをしている子なのか」「普段は鬼ごっこに参加しないけれど、その日はお友達・実習生に誘われて参加していたのか」など細かい姿を書き記すことでエピソードをより理解しやすくなりますね。

■具体的なエピソード
印象に残った場面のエピソードを具体的に書いていきます。
特に印象に残った場面での子どもたちのやりとりの様子や保育者の関わり方について書くと良いですね。

■考察
考察は、具体的なエピソードを通して実習生が感じたことや気付いたことを書きましょう。
エピソードを選んだのには理由がありますよね。
「自分から積極的に関わった時の子どもたちの姿が印象的だった」「子どもの言動や行動を観察して気付いたことがあった」理由はそれぞれ異なりますが、なぜそのエピソードを選んだのか、出来事に対してどのように感じたのかを深く考えていけるといいですね。
考察で反省点や改善点を言語化することで、今後の目標やねらいを立てる際にも役立つことでしょう。

書くポイント

■細かくメモをとっておく
「このことを後で日誌に書こう!」と強く印象に残った出来事があったとしても、時間が経つにつれて忘れてしまうこともあります。
そうならないためにも、子どもの反応、自分の行動とそれに対しての子どもたちの反応などその都度メモしておくと良いですね。
園によっては、実習中のメモを禁止しているところもありますので、その際には休憩時間になったら箇条書きでも良いので思い出しながらメモをとり、頭の中の整理をすることをおすすめします。

■悩んだこと、上手くいかなかった反省も書く
記録として残す際に、失敗したことや上手くいかなかったことを書くことに抵抗を感じる方もいるのではないでしょうか。
筆者が実習生だった時も「上手くいかなかったことを書いたらダメな実習生と思われないかな」と不安がよぎったこともありました。
しかし、そのようなことはありません。
実習中に上手くいかないことはたくさんあります。
自分が感じた悩みや失敗をエピソード記録に書くことで、自分の中での反省点も見えてきます。
記録を見てもらった担当保育士から助言をもらえることもあるので、積極的に書いていきましょう。

まとめ

園での活動は毎日様々な出来事が起こるので驚くこともあるではないでしょうか。
その中でも、印象に残ったことをエピソード記録として残しておくことで反省点を今後の保育に活かせますので、エピソード記録を書く際には、今回紹介したポイントを意識してみてくださいね。

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