コラム

4月に読みたいおすすめ絵本

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少しずつ寒さも和らぎ、暖かな日差しを感じられる4月は、新年度の時期でもあります。
子どもたちの大好きな外遊びや散歩も楽しめるので、春を見つける楽しい時間になることでしょう。
今回は4月におすすめな「花」に関する絵本や、新しい環境で不安になる子どもたちが安心して過ごせるような「ほいくえん、ようちえん」に関する絵本をご紹介していきます。
新年度で気持ち新たに、たくさんの絵本を読み聞かせしていきましょう!

「花」に関する絵本

温かい日が増え、園庭やお散歩先でチューリップやたんぽぽなどの花を見つけることも増えるではないでしょうか。
子どもたちと一緒に「このお花見たことあるよね」と会話が弾む可愛らしい絵本たちです。




▲おねぼうさんはだあれ?
(作:片山 令子絵:あずみ虫)


森に春が来て、うさぎのミミちゃんは冬ごもりからなかなか起きてこない友だちを起こしに行きます。皆んな気持ちよさそうに寝ていますが、ミミちゃんは森で摘んだいいにおいのするお花をカゴに入れて、お友達一人一人を訪ねて花束を置いてまわります。最後はお友達を起こしに行っていたはずのミミちゃんがついうとうと…。春の暖かくて柔らかい陽気にぴったりな一冊です。




▲ふうとはなとたんぽぽ
(作・絵:いわむら かずお)


うさぎの「ふう」と「はな」は草原で美しく可憐に咲くたんぽぽと出会います。たんぽぽの周りにはてんとう虫や、あまいみつがすきなシジミチョウ、きいろいかふんがすきなミツバチなど色々な虫が集まってきます。そして、虫たちの会話から「ふう」と「はな」は自分達の名前に込められた意味を知ります。お散歩でたんぽぽを見つけたら、読みたくなる絵本ですよ。




▲ほわほわさくら
(作:ひがし なおこ絵:きうち たつろう)


様々な視点から桜を描いた一冊です。空いっぱいに咲いている桜の木から、花びらが舞い落ちてきます。手のひらにいたかと思うと、風に吹かれてまた飛んでいき…満開の桜の美しさと自由さを丁寧に描かれた内容で、ほわほわふわん、ほろほろほろほろり、と声に出してみたくなる言葉の数々に夢中になることでしょう。


「ほいくえん」「ようちえん」に関する絵本

たくさんのお友達に初めての保育室、初めての先生と新入園児はとても緊張していますよね。
これからたくさん楽しいことが待っているよ、保育園や幼稚園はこんなことをするところだよ、と分かりやすく絵本で伝えていきましょう。
少しでも楽しみな気持ちを持てるよう子どもたちの顔を見ながら読み聞かせてみてください。




▲ようちえんのいちにち
(作:おか しゅうぞう絵:ふじた ひおこ)


「おはよう!」と元気に挨拶しているのは、仲良しのあかりちゃんとさっちゃん。バスに乗り込んで、くまのこようちえんの一日が始まります。朝の外遊びや園庭遊び、お歌や工作の時間と楽しい幼稚園での生活が見えてきますよ。普段の生活にプラスして、年長さんとのお買い物ごっこなどちょっとした異年齢との交流も見え、同い年のお友達だけでなくお兄さんお姉さんとも楽しく遊べる場だと子どもたちもわくわくするような内容になっています。




▲どんぐりむらのどんぐりえん
(作:なかや みわ)


「どんぐりえん」には朝からお母さんやお父さんが小さな子どもたちを連れてきます。先生たちが笑顔で迎え入れてくれ、どんぐりえんでの時間が始まります。公園で思いっきり遊んだり、おいしい給食を食べたり、すでに通っている子どもたちからすると見覚えのある光景が絵本の中に広がっていますよ。園行事の準備を楽しんでいたり、自分自身の園生活と重ねながら見ることができます。




▲ほいくえんのいちにち
(作:おか しゅうぞう絵:かみじょう たきこ)


入園前から「保育園ってこういうところだよ」と家庭で多く読まれている絵本です。朝から夜まで保育園での生活が細かく描かれており、幼稚園とは少し違うお迎えを待つ描写は子どもたちも「同じ!」と共感できる部分です。絵本の内容と実際の園生活を比較したり「ここは同じだけど、こっちはちょっと違うね」などの声も上がり、たくさんの発見がありますよ。




▲なきむしようちえん
(作:長崎 源之助絵:西村 繁男)


初めての幼稚園、初めての場所に入園式から涙涙のみゆきちゃん。みゆきちゃんは次の日もちょっとしたことで涙が出てしまいます。それでも少しずつ可愛いうさぎさんに触れてみたり、お友達と林の中を走り回ってみたりと、楽しい時間が増えて慣れてきたようです。次の春には「ようちえんは、こわくないよ」と言うくらい成長したみゆきちゃん。思いっきり泣きながら、少しずつ楽しめれば良いんだよという気持ちが伝わる一冊です。

まとめ

まとめ

4月におすすめの絵本をご紹介してきました。
暖かい春だからこそ、たくさんの花や自然に触れて子どもたちも笑顔が溢れることでしょう。
絵本で出てくる花を見つけたら、さらに外遊びが楽しくなりますね。
新しい環境で過ごすことが増える時期は、子どもも涙したり不安になりやすいです。
絵本を通して保育園や幼稚園は楽しいところだよと伝えていけたら良いですね。

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